「春の創作フレンチと日本酒のマリアージュを楽しむ会」を開催しました (パート1) [日本酒の会]
この企画は「日本料理あら井」さんの料理長から提案されたものです。
フランス料理と日本酒を合わせる会は20回もやっていますので、快くお受けいたしました。
「春の創作フレンチと日本酒のマリアージュを楽しむ会」は日本料理あら井さんとSake芯のコラボ企画で開催することにしました。
会は先日開催しましたが、このパート1では、開催に至るまでの経過と料理に合わせた日本酒の選考過程を書きます。
~ 日本酒選考経過 ~
料理長の工夫に工夫を重ねたメニューが届き、
個々の料理に合う日本酒を考えました。
最初の乾杯とアミューズには、一口でお客さんの気持ちを掴んでしまうような、華やかで上質なお酒を考えました。豊賀Dスペック純米大吟醸です。
2番目の海の幸と春野菜のサラダには、流麗な飲み口と爽やかな白ワインのような酸味を持つ笑四季アンタイドオーキッドにしました。
3番目の料理はフォアグラです。フォアグラには今までの経験から甘口の日本酒が良く合います。しかもフォアグラの脂をよく切ってくれる酸味が必要です。
この条件に当てはまるのは、笑四季モンスーンシロッコです。モンスーンの中では中甘口でしかも6号系酵母由来の鮮やかな酸味を持ちフォアグラに合うと思いました。
4番目の料理は金目鯛です。使用しているジュヌヴォワーズソースのベースとなる赤ワインには、風の森純米露葉風のちょっぴりタンニンを感じるブドウのようなテイストがこの料理に合うと思いました。もちろん風の森は魚に良く合います。
さてメイン料理の子羊のローストには、仙禽生もと亀の尾で合わせます。ブルゴーニュの柔かなミディアムボディの赤ワインを思わせるタンニンが肉に抜群の相性を発揮する肉食系日本酒です。
この料理に使用する酒粕は、笑四季酒造さんからモンスーンを袋吊りしたとてもクリーミーな「酒粕革命」という特別な酒粕を取り寄せました。
最後のフロマージュはブルーチーズを出して頂くよう料理長にお願いしたもので、
ロックフォールと笑四季モンスーン山田錦ティエントとの相性を確かめたかったのです。
この6種類の日本酒を事前に料理長に届けて味わって頂きましたので、料理の最終的な微調整が行われたようです。
~ マッチングテスト ~
料理と日本酒のマッチングテストを行いました。
アミューズの金目鯛と穴子の笹ずしそして海の幸と春野菜のサラダ仕立てに合わせた笑四季アンタイドオーキッドは酢飯にとても素晴らしい相性でしたので、オーキッドと豊賀を入れ替え、オーキッドを乾杯とアミューズに合わせることにし、豊賀はサラダに合わせることにしました。サラダに使用されているイクラが豊賀の方が相性が良かったのです。
そして3番目の料理のフォアグラとホワイトアスパラガスの西京焼き木の芽ソースに合わせた笑四季モンスーンシロッコ、
ポルト酒ベースのソースがかかったフォアグラとの相性はため息が出るほど素晴らしかったです。フォアグラは甘めのお酒が合うので、モンスーンも甘口のお酒です。フォアグラと合わせると不思議と甘味を感じません。フォアグラを優しくいざなって喉へ運んでくれます。
4番目の料理金目鯛の軽い煮付けジュヌボワーズソースには風の森純米露葉風を合わせました。赤ワインや醤油をベースとしたジュヌボワーズソースにこのお酒のブドウのような渋味や苦味が良く合い味を引き締め良い相性です。
子羊のロースト、この料理には仙禽生もと亀の尾を合わせました。この両者鳥肌ものの相性です。子羊の柔かくて脂の甘い味わいと甘めのソースに仙禽のタンニンのような渋味が味を引き締めて、このバランス感覚は絶品です。このお酒だからこのソースなんだと思わせる、素晴らしいです。
最後のフロマージュのロックフォールチーズはクルミとレーズン入りパンにベリーのコンフィチュールを付けて食べました。笑四季モンスーン山田錦ティエントとの相性は素晴らしいです。青カビの匂いとモンスーンの花の香りが凄く合うんです。やはりモンスーンはブルーチーズに良く合います。
これは素晴らしい会になりそうです。
次回はいよいよ本篇です。
パート2に続く・・・・
日本酒専門店 Sake芯 http://www.sake-sin.com/
Sake芯 ショッピングサイト http://shop.sake-sin.com/
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会は先日開催しましたが、このパート1では、開催に至るまでの経過と料理に合わせた日本酒の選考過程を書きます。
~ 日本酒選考経過 ~
料理長の工夫に工夫を重ねたメニューが届き、
個々の料理に合う日本酒を考えました。
最初の乾杯とアミューズには、一口でお客さんの気持ちを掴んでしまうような、華やかで上質なお酒を考えました。豊賀Dスペック純米大吟醸です。
2番目の海の幸と春野菜のサラダには、流麗な飲み口と爽やかな白ワインのような酸味を持つ笑四季アンタイドオーキッドにしました。
3番目の料理はフォアグラです。フォアグラには今までの経験から甘口の日本酒が良く合います。しかもフォアグラの脂をよく切ってくれる酸味が必要です。
この条件に当てはまるのは、笑四季モンスーンシロッコです。モンスーンの中では中甘口でしかも6号系酵母由来の鮮やかな酸味を持ちフォアグラに合うと思いました。
4番目の料理は金目鯛です。使用しているジュヌヴォワーズソースのベースとなる赤ワインには、風の森純米露葉風のちょっぴりタンニンを感じるブドウのようなテイストがこの料理に合うと思いました。もちろん風の森は魚に良く合います。
さてメイン料理の子羊のローストには、仙禽生もと亀の尾で合わせます。ブルゴーニュの柔かなミディアムボディの赤ワインを思わせるタンニンが肉に抜群の相性を発揮する肉食系日本酒です。
この料理に使用する酒粕は、笑四季酒造さんからモンスーンを袋吊りしたとてもクリーミーな「酒粕革命」という特別な酒粕を取り寄せました。
最後のフロマージュはブルーチーズを出して頂くよう料理長にお願いしたもので、
ロックフォールと笑四季モンスーン山田錦ティエントとの相性を確かめたかったのです。
この6種類の日本酒を事前に料理長に届けて味わって頂きましたので、料理の最終的な微調整が行われたようです。
~ マッチングテスト ~
料理と日本酒のマッチングテストを行いました。
アミューズの金目鯛と穴子の笹ずしそして海の幸と春野菜のサラダ仕立てに合わせた笑四季アンタイドオーキッドは酢飯にとても素晴らしい相性でしたので、オーキッドと豊賀を入れ替え、オーキッドを乾杯とアミューズに合わせることにし、豊賀はサラダに合わせることにしました。サラダに使用されているイクラが豊賀の方が相性が良かったのです。
そして3番目の料理のフォアグラとホワイトアスパラガスの西京焼き木の芽ソースに合わせた笑四季モンスーンシロッコ、
ポルト酒ベースのソースがかかったフォアグラとの相性はため息が出るほど素晴らしかったです。フォアグラは甘めのお酒が合うので、モンスーンも甘口のお酒です。フォアグラと合わせると不思議と甘味を感じません。フォアグラを優しくいざなって喉へ運んでくれます。
4番目の料理金目鯛の軽い煮付けジュヌボワーズソースには風の森純米露葉風を合わせました。赤ワインや醤油をベースとしたジュヌボワーズソースにこのお酒のブドウのような渋味や苦味が良く合い味を引き締め良い相性です。
子羊のロースト、この料理には仙禽生もと亀の尾を合わせました。この両者鳥肌ものの相性です。子羊の柔かくて脂の甘い味わいと甘めのソースに仙禽のタンニンのような渋味が味を引き締めて、このバランス感覚は絶品です。このお酒だからこのソースなんだと思わせる、素晴らしいです。
最後のフロマージュのロックフォールチーズはクルミとレーズン入りパンにベリーのコンフィチュールを付けて食べました。笑四季モンスーン山田錦ティエントとの相性は素晴らしいです。青カビの匂いとモンスーンの花の香りが凄く合うんです。やはりモンスーンはブルーチーズに良く合います。
これは素晴らしい会になりそうです。
次回はいよいよ本篇です。
パート2に続く・・・・
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2012-05-17 22:44
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