ニュージーランドからお客様! [試飲室便り]

昨日の大晦日にニュージーランドからお客様が来店されました。
この方はもちろんニュージーランドの方で英語しか話せないのですが、
お連れの日本女性の方の通訳でお話ししました。
とても日本酒がお好きな方で、ワインは飲まないそうです。
ゆくゆくはニュージーランドで日本酒を輸入して販売したいと話しておられました。
当店はネットで知り来店されたようです。
まずは新入荷のお酒を飲んでいただきました。
風の森の純米秋津穂と純米大吟醸キヌヒカリです。
「キヌヒカリは洋ナシのような風味があるのですがどうですか。」
「確かにそういう香りがします。純米と純米大吟醸とどう違うのですか?」
「まず1つは精米率が違います。純米の方は65%、純米大吟醸は45%です。
それと純米大吟醸の方がハイクオリティです。」
「精米率は45%を捨てるのですか?」
「いえ55%を糠にして捨てるのです。」
「あーっ、今まで勘違いしていました。逆なんですね。」

キヌヒカリの方が美味しいし、好みのお酒だとのことでした。
その他生酒を色々と飲んでいただきましたが、風の森をたいそう気に入っていただきました。
アルコール度数や日本酒度の数値などの質問を頂き、
色々とお話をさせていただきました。

「日本酒は冷蔵庫に入れて保管しないと劣化してしまい、火入のお酒でも低温火入をしているので冷蔵保管が必要です。当店では生酒が多いので-5度の氷温で管理しています。」と話しました。

「なぜ氷温で保管するのですか?」
「生酒は酵素が生きているので酵素の働きを抑えるために氷温で保管していて、氷温でゆっくりと熟成させると秋になって美味しくなるのです。」

ヨーロッパやアメリカの酒屋さんの日本酒販売の現状は冷蔵庫で保管することを考えていないので管理が悪いことを聞いていましたので、
ニュージランドで日本酒を売るのであれば、お酒の保管には冷蔵保存できる設備が必要であるし、売る時にも冷蔵保存するよう話して売る必要がありますと、アドバイスさせていただきました。

「今まで飲んだ日本酒とは特長の異なる日本酒は有りますか?」

仙禽の木桶仕込山廃純米2種類(ともに完売)の瓶に1/3程残っているのを、飲んでいただきました。
ワインのような酸味をたいへん気に入っていただき、赤ワインが大好きな彼のお父さんがきっと好きなお酒だと話していました。

このお酒はステーキに良く合うのですと申しますと。
ニュージーランドでは牛肉を良く食べるので、ニュージーランド人はこのお酒をきっと気に入ると思うと話していました。
2010.12.30kazenomori-kinohikari-yoko.jpg
そして、一番気に入っていただいた風の森 純米大吟醸 キヌヒカリを含め数種類の風の森をお買い求め頂きました。
お正月が過ぎたら帰国されるそうで、
ぜひニュージーランドで風の森を楽しんでいただきたいと思います。

日本酒のことを知ろうと熱心に質問されていたのが印象的でした。
いまや日本酒はグローバルなSAKEなんですね。
美味しいものは世界中のだれでも分かるのですね。

ニュージーランドでの日本酒販売の実現をお祈りしています。

日本酒専門店 Sake芯 http://www.sake-sin.com/

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