菊鷹 純米 菊花雪 入荷しました。微発泡を伴った酸が香りを伴ってキレイに広がり爽やかなアフターが素晴らしいです。 [菊鷹]

菊鷹の新酒第1弾、純米菊花雪が入荷しました。
菊鷹純米菊花雪モザイク bySake芯
オリが3~5ミリ沈殿した薄にごり仕様になります。

栓を開けると香りが漂ってきます。
香りはバニラアイス香で、含むと少し微発泡を伴った酸が香りを伴ってキレイに広がり、バニラアイスの香りで満たされ、アフターは爽やかな余韻を残し素晴らしいです。
二口目は甘味が増すとともに香りも増しバニラアイス香が強く香ってきます。温度が上がるとクリーミーな香りがふくらんでフェミニンな味わいで覆い尽くし素晴らしいです。

二杯目は涼感を伴った酸がスピードを上げて広がり、酸と香りと甘味が押してきてフィニッシュ間際に梅のような酸が立ってきます。温まると果実味とバニラの香りが混ざってふくらんできます。

杯が進むと酸と甘味のボリュームが増し、深みのある味わいになり、温まるとしなやかで優しいフルーツフレーバーが良いです。

しっかりした酸とバニラ系の香りがありフレッシュ&フルーティーなお酒です。
菊鷹純米菊花雪モザイク bySake芯
28BY、酒米:愛知県産若水 精米65%、酵母:協会7号、アルコール16度、無濾過生酒

#日本酒 #菊鷹 #純米 #菊花雪 #薄にごり #無濾過生酒


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昔の「ひやおろし」はこんなお酒だったのだろうと菊鷹山廃純米雌伏火入れを飲んで思った [菊鷹]

愛知県藤市酒造さんの菊鷹山廃純米雌伏火入れは蔵内で常温保管されたものですが、まったく老ねてなく、過熟成感もなく香りがあって素晴らしいお酒で驚きました。
スペックを見ると、日本酒度:+8、酸度:2.9、山廃酒母、酵母:協会7号、アルコール16度
なるほど昔のお酒のスペックに近いためだと納得しました。
菊鷹山廃純米雌伏火入れ裏ラベル

昔の日本酒は劣化に強いが、現代日本酒は劣化しやすいのです。
まだ大型の冷蔵庫が無かった昔、日本酒は火入れ殺菌し蔵内で常温保管され、熟成して秋に出荷されていました。それが「ひやおろし」と呼ばれるお酒です。
常温での管理にもかかわらずおそらく老ねてなく美味しく飲めたのだろうと推測します。

現代日本酒はどうでしょうか、1回火入れ酒を常温で夏を越したら老ねてしまうでしょう。
それは昔のお酒と現代日本酒では日本酒度などの数値に決定的な違いが有るからです。

数値を比較してみましょう。
大正から昭和前期
日本酒度+8~+10 
酸度は2.5~3

現代日本酒
日本酒度+3~―3
酸度1.3前後

昔のお酒は、日本酒度が高く、酸度も高い数値になっています。
日本酒度+8以上あり酸度も高いとかなり辛くて酸っぱいお酒です。

現代日本酒は日本酒度が+3~―3で昔に比べると甘口のお酒と言えます。
数値には表れませんが香りを出すため糖分がかなり多くなっていて、香りは有るけど甘いお酒になっています。

日本酒度が高く、酸度も高いと劣化しにくいのですが、
現代日本酒は日本酒度が低くて糖分が多く、酸度が低いため劣化が早くなります。
もう一つ現代日本酒の劣化が早い要素があるのです。
低アルコール化と無濾過です。アルコールが低くなると劣化が早くなりますし、無濾過のお酒も同様です。
劣化の早い現代日本酒を上手に熟成させるためには低い温度で保管する必要があります。

昔のお酒は搾った時には辛くて酢っぽくて、かなりきつい味だったのではないでしょうか。そのため蔵内で夏を越し熟成させることにより味は丸くなり飲みやすくなったのです。
それが「ひやおろし」です。
昔の夏は今ほど暑くなく蔵内は30度以下だったと思いますので、熟成には適していたのだと思います。

菊鷹山廃純米雌伏火入れはデータから見て昔のお酒のデータに近いため老ねなかったのです。それと山廃であることも重要な要素で、速醸より山廃や生もとの方が劣化しにくいと言われています。
それとオールドタイプのシングルナンバー酵母を使用しているのも要因の一つではないでしょうか、今流行のカプロン酸系酵母に比べると熟成に強いようです。昔能登杜氏の名人と言われた滝上秀三さんがご存命の時「流行の酵母は熟成に適さない」と話されていたのを思い出します。
菊鷹 山廃純米 雌伏 火入 by Sake芯
菊鷹は日本酒度+8といっても辛口のお酒ではありません。十分旨みもあり甘味も乗っているお酒です。
昔の「ひやおろし」っておそらくこんなお酒だったのでしょう。
現代日本酒は劣化し易いのですが昔のような数値データのお酒なら現代日本酒でも劣化しない良い見本です。

先日行った酒の会でも美味しいと大好評でした。

#日本酒 #菊鷹 #山廃純米 #雌伏 #火入れ


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菊鷹 山廃純米 雌伏 火入 が入荷しました。クリーミーなアプリコットの香りが立ち柔らかくしなやかな味わいに思わず旨いと声が出てしまうほど素晴らしいお酒です。 [菊鷹]

常温で囲った菊鷹山廃純米雌伏の火入酒が入荷しました。
このお酒は凄いです。通常日本酒は常温で保管すると老ねたり過熟成したりするのですが、老ねも無く劣化も無く優しく柔らかい味に熟成しています。
菊鷹 山廃純米 雌伏 火入 by Sake芯
色はかなり黄色いのですが、熱によるダメージを感じさせる褐色は見られず、澄んでいて健康的な色です。
栓を抜くとバニラの香りが漂ってきて、匂いを嗅ぐとアプリコットの香りがします。
含むと優しく柔らかくふくらんで甘味やアプリコットのような酸が広がり、アフターはほのかな酸が静かに引いていき素晴らしいです。
二口目はアプリコットフレーバーが明確に立ち上がり甘味と酸味のバランスも良く優しくふくらみ、アフターはクリーミーなテイストが穏やかな余韻となります。
温度が上がるとほのかなバニラの香りとアプリコットフレーバーが優しく感じます。

二杯目は香りに柔らかいクリーミーなアプリコットの香りが立ち、含むとクリーミーな香りとキュートな甘味のバランスが良く、温まるとさらに優しく柔らかくなります。

三杯目は酸が前へ出てきて酸を基調とした味わいで、温度の上昇とともにしなやかで柔らかく滋味も感じる味わいになり、温まるとクリーミーで柔らかくしなやかな味わいに思わず旨いと声が出てしまうほど素晴らしいです。

日が経っても基本的な味わいは変わらず、香りがアプリコットからバニラの香りへと変わりフレッシュな甘酸っぱい味わいで、いつまでも楽しめます。

現代日本酒の多くは糖分が多いため常温で熟成させると、多くは老ねてしまうか過熟成になるのですが、このお酒は日本酒度+8、山廃酒母、シングルナンバー酵母のスペックのため老ねも劣化もしていません。
昔のひやおろしはきっとこのようなお酒だったのでしょうね。
熟成とは何なのか、その答えはこのお酒を飲めば分かります。
菊鷹 山廃純米 雌伏 火入 by Sake芯
27BY、酒米:麹米:兵庫県産山田錦と富山県産五百万石 掛米:富山県産五百万石、精米60%、日本酒度:+8、酸度:2.9、酵母:協会7号、アルコール16度、火入れ酒


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菊鷹 山廃純米吟醸 雲外蒼天 入荷しました。甘酸っぱいオレンジのようなフレーバーが艶を帯び滑らかな味わいが素晴らしいお酒です。 [菊鷹]

熊本酵母を使用した菊鷹山廃純米吟醸雲外蒼天が入荷しました。
このお酒は産地が異なりますがオール山田錦を使用したお酒です。
菊鷹 山廃純米吟醸 雲外蒼天 by Sake芯
香りはバナナの品の良い香りです。
含むと、甘酸っぱくてボリューム豊かな甘味のふくらみにオレンジのようなフレーバーが滑らかに広がり素晴らしいです。
二口目は適度に酸が支える柑橘系の味わいになります。

二杯目は青い苦味を感じますが、温まってくると青い苦味は落ち着き甘酸っぱさが復活します。
やがて苦味は消え酸が前へ出てきて甘酸っぱさに酸の切れを感じ、温度が上がればオレンジのようなフレーバーと甘酸っぱく柔らかい味わいになります。

次第に酸が味の中心に座り酸の切れを感じるようになり、温まれば艶っぽく滑らかな味わいが良いです。
菊鷹 山廃純米吟醸 雲外蒼天 by Sake芯
27BY、酒米:麹米:兵庫県産山田錦 掛米:兵庫県産山田錦・富山県産山田錦、精米60%、日本酒度:+5、酸度:2.5、酵母:熊本酵母、アルコール15度、無濾過生酒


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菊鷹 山廃純米 菊一文字 入荷しました。干しアンズの香りにパッションフルーツのような酸が際立ち、温まればグラマラスなボディを感じるお酒です。 [菊鷹]

幻の協会8号酵母を使用した菊鷹山廃純米菊一文字が入荷しました。
8号酵母はグレープフルーツやパッションフルーツのような酸に特徴がある酵母です。
菊鷹 山廃純米 菊一文字 by Sake芯
香りは乳酸を含んだバナナやバニラそしてアプリコットが混じった香りです。
含むと、バナナやバニラの香りが立ち、甘味が丸くふくらむ中をパッションフルーツのような酸が広がり、甘味と酸と香りの共演が素晴らしいです。
二口目は香りが大きくふくらみ、温まると甘味が増し柔らかい含みでバランスの良い飲み口になります。

二杯目は干しアンズの香りにバナナの香りが混じり魅惑的に香り立ち、甘味も増してアンズシロップのような味わいが魅力に富んでいます。
次第に甘味が増しグラマラスなボディを形成し、温まれば柔らかさにしなやかさが加わり干しアンズのフレーバーも一体となり優しくふくらむ姿が素晴らしいです。

やがて酸が強くなり酸の走りを感じるようになり、温度の上昇とともに甘味も香りも濃くなってきます。

杯が進むと香りに爽やかさを感じるようになり、キメ細かい酸に香りと甘味が程良くふくらみバランスの良い飲み口が良いです。

27BY、酒米:麹米:兵庫県産山田錦 掛米:富山県産五百万石、精米60%、日本酒度:+8、酸度:2.7、酵母:協会8号、アルコール16度、無濾過生酒
菊鷹 山廃純米 菊一文字 by Sake芯
幻の協会8号酵母
昭和35年に東京醸造試験場で採取された協会6号酵母の変異株として誕生したのですが、味わいが多酸で濃醇酒向きの酒ということもあり、時代のニーズに合わず昭和53年発売中止となった酵母で、今は頼めば分けてくれるようです。


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菊鷹 純米 Hummingbird 入荷しました。爽やかなバニラアイスクリーム香の広がりと軽やかに引いていく飲み口が素晴らしいお酒です。 [菊鷹]

昨年好評をいただいた菊鷹純米Hummingbirdが入荷しました。
蔵付乳酸菌を添加した速醸酒母のお酒になります。
菊鷹 純米 Hummingbird by Sake芯
開栓すると爽やかなバニラアイスクリーム香が香ってきます。
含むと爽やかで軽やかな飲み口の甘酸っぱい味が広がり美味しいです。
少し温まると香りがよりふくらみ甘味も増してフェミニンな味わいで、軽やかに引いていく飲み口が素晴らしいです。
温まるとキメ細かくて品も感じる酸が良いですね。

二杯目は香りを含んだ爽やかな酸が瑞々しく、香りと酸の共演の後は軽やかにフェードアウトします。
温まると甘味が増して香り甘味酸が厚く広がり軽く引いてフィニッシュします。

三杯目はレモンのような酸に香りと甘味がバランスよく広がり爽やかで、温度が上がってくると酸が太くなりフェミニンな香りを引き連れて軽快な切れを演じます。

次第に酸が切れ上がるようになると香りと甘味が和らぎを与え、少し熟したフルーツフレーバーが優しく広がり、温まるとしなやかで甘酸っぱいフルーツ感に優しさを感じるようになります。

爽やかなバニラアイスクリーム香の広がりと軽やかな飲み口はこれからの季節に最適のお酒です。
菊鷹 純米 Hummingbird by Sake芯
27BY、酒米:麹米愛知県産夢吟香 60%精米、掛米富山県産雄山錦 70%精米、精米歩合70%、酵母:金沢酵母、アルコール16度、日本酒度±0、酸度2.7、乳酸発酵 速醸、無濾過生酒


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菊鷹 山廃純米吟醸 雄飛 入荷しました。アプリコットフレーバーに艶と滑らかさを感じる流麗な飲み口のお酒です。 [菊鷹]

菊鷹山廃シリーズの第2弾山廃純米吟醸雄飛が入荷しました。
菊鷹 山廃純米吟醸 雄飛
香りは梅のような酸の香りとバニラの香りがします。
含むと最初に飛び込んでくるのはアプリコットのような酸味、続いて香りと甘味がふくらみ滑らかな質感で流麗にフィニッシュへ向かい、アフターは艶のある余韻でキレイに終わる味わいが素晴らしいです。
温度が上がるとアプリコットフレーバーに甘味が大きくふくらみます。

二杯目は、アプリコットフレーバーを中心にバランスのよい飲み口で、微細な酸の切れを感じながらフィニッシュします。温まるとバランスが整い程良いふくらみの甘酸っぱさが良いです。

やがて甘味が大きくふくらむ中に酸の切れ感じるようになり、温度の上昇とともに柔らかいアプリコットフレーバーが穏やかにふくらむようになります。
杯が進むと流麗な飲み口になり、艶のある滑らかな味わいが素晴らしいです。
菊鷹 山廃純米吟醸 雄飛
27BY、酒米:麹米:愛知県産夢吟香、掛米:富山県産山田錦、精米60%、日本酒度:+8、酸度:1.9、アルコール15度、無濾過生酒

菊鷹は1800ml瓶のみの販売になります。


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菊鷹 山廃純米 雌伏 入荷しました。アプリコットの香りに酸の際立ちと穏やかな乳酸の柔和な表情が良いお酒です。 [菊鷹]

菊鷹山廃シリーズの第1弾山廃純米が入荷しました。
菊鷹 山廃純米 雌伏
香りはアプリコットやほのかな乳酸の香りがします。
含むと、酸の際立ちとアプリコットフレーバーや乳酸の柔和な味がし、キメ細かな酸の切れを感じてフィニッシュします。
二口目はアプリコットの香りが明確になり、穏やかな乳酸の柔和な表情が良いです。温度が上がると香りにバニラ香が混じり爽やかさを感じます。含むと張りと艶のある甘味が現れジューシーな味わいが美味しいです。

二杯目は、酸にスピードと切れが出てきて、温まると乳酸を含んだ甘味が優しく広がります。

次第に甘味が増して甘酸っぱい味わいになり、乳酸とアプリコットフレーバーの柔らかいふくらみに頬が緩んでしまいます。
杯が進むと酸の走りと軽さを感じ軽快な飲み口になります。

翌日になると、乳酸はあまりか感じなくなり、温度の上昇とともに甘味が増しアプリコットとバニラの香りが混ざったフェミニンでスイートな味を感じます。
温まると艶っぽいキュートな甘味と香りがバランスしてスイーツのような味わいが素晴らしいです。
菊鷹 山廃純米 雌伏
27BY、酒米:麹米:兵庫県産山田錦と富山県産五百万石 掛米:富山県産五百万石、精米60%、日本酒度:+8、酸度:2.9、酵母:協会7号、アルコール17度、無濾過生酒

菊鷹は1800ml瓶のみの販売になります。


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菊鷹 純米 菊花雪 入荷しました。フェミニンなバニラアイス香のふくらみと酸が際立つ爽やかな飲み口が素晴らしいお酒です。 [菊鷹]

お待たせしました。菊鷹の新酒地元愛知県産若水を使用した純米菊花雪が入荷しました。
「うすにごり」のお酒になります。
菊鷹 純米 菊花雪
香りはきわめてフェミニンなバニラアイス香が品良く香ります。
含むと、しなやかで甘酸っぱくフルーティな味わいが素晴らしいです。
二口目になるとバニラアイス香のふくらみと爽やかな飲み口で、甘酸っぱい中に酸が存在感を見せています。
三口目は香り・甘味・酸のバランスが良い飲み口から後半は酸が際立ちを見せます。

二杯目は、バランス良く爽やかで、後半は酸が主張し爽やかな含みでフィニッシュします。温度が上がるとバニラアイス香の甘酸っぱい味わいに甘味が増してジューシーになります。

次第に爽やかさが増してきて酸の際立ちが強くなり、温まると酸の存在は薄れ甘味が増し果実味を含んだ柔らかくしなやかな飲み口が良いです。

杯が進むと、フェミニンなバニラアイス香が強くなり、甘味を中心に甘酸っぱさが優しくふくらみフィニッシュ間際に酸が切れ上がってきます。

フェミニンなバニラアイス香のふくらみと酸が際立つ爽やかな飲み口が素晴らしいお酒です。

27BY、酒米:愛知県産若水 精米65%、酵母:協会7号、アルコール16度、無濾過生酒

菊鷹は1800ml瓶のみの販売になります。


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菊鷹 純米 ハミングバード と 山廃純米 菊一文字 火入れが入荷しました。ほのかな熟成感を伴った丸く優しいハミングバードとしなやかな酸の伸びと寄り添う甘味のバランスが良い菊一文字です。 [菊鷹]

菊鷹純米ハミングバードと菊鷹山廃純米菊一文字は両方とも火入れ酒になります。

まずは純米ハミングバードから。
菊鷹 純米 ハミングバード 火入れ
香りは深いバニラアイス香です。
含むと、熟したブドウやバニラのフレーバーが円く優しくふくらんでやんわりと切れていき美味しいです。
二口目は優しい甘味がふくらみ、後半は熟成感のある苦味が出てきますが、温度が上がるとしなやかな飲み口になります。

二杯目は、ブドウやバニラの香りが立ち上り、含むと酸にスピードが出てきてバランス良く切れていき、二口目は深くて柔らかいブドウのフレーバーにほのかな熟成感のある味わいが良いです。
温度が上がれば熟成感のあるしなやかで深い味わいになります。
やがてしなやかに広がるバランスの良い味わいから、深くて軽やかな果実味を感じます。

翌日になると、ほのかな熟成感と円い味が絶妙のバランスでふくらんできます。
温度が上がるとしなやかな飲み口の半生ドライフィグのような果実味が美味しいです。

次第に酸が前へ出てきてバランス良く走り抜けていき、ほのかな熟成感が甘味に柔らかさを与えています。

生のハミングバードとは違う火入れの世界、ほのかな熟成感を伴いブドウやドライフィグのような果実味が丸く優しくふくらみます。

26BY、酒米:富山県産雄山錦 精米70%、愛知県産夢吟香 精米60%、精米歩合70%、酵母:金沢酵母、日本酒度+1、酸度3.0、アミノ酸度1.5、アルコール16度、火入れ酒


次は山廃純米菊一文字の火入れです。
菊鷹 山廃純米 菊一文字 火入れ
菊一文字は熟成感が全く無く、香りは酸の香りがします。
含むとまず酸が大きく広がり、次いで甘味が現れほのかなバニラアイス香も顔を出します。
酸の香りからバニラアイス香が香りだすと、酸はかなり減少し甘味とバニラアイス香がふくらんできて、アフターは辛味で締めます。

二杯目は、辛味のレベルは下がり、甘味とほのかな香りがバランスし、温まると酸が強くなります。

三杯目になるとしなやかな渋味を伴ったブドウのようなフレーバーが良いです。温度が上がってくるとしなやかな甘酸っぱさで甘味が大きくふくらむようになります。

杯が進むと、1杯目の辛味と酸は縮退し甘味と香りが味の中心に座り、少し温度が上がるとしなやかな酸の伸びと寄り添う甘味のバランスが素晴らしいです。温まれば甘味が穏やかにふくらみます。

翌日になると、キメ細かな酸味をベースに甘味がふくらみ甘酸っぱい味わいから、やがてほのかな甘味に呼応した極微細な酸味が爽やかに感じるようになり、温度が上がると酸の切れ上がった小気味よい味わいが良いです。

26BY、酒米:富山県産五百万石77.6%、兵庫県産山田錦 14.2%、富山県産山田錦8.2%、精米歩合60%、酵母:協会8号、日本酒度+16、酸度2.6、アミノ酸度1.4、アルコール15度、火入れ酒


日本酒専門店 Sake芯 http://www.sake-sin.com/
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