カキにリベンジ、仙禽純米吟醸とちぎ酒14 [料理と日本酒の相性]

昨晩はカキの鍋にしました。
丁度残っていた昨シーズンのにごり酒、瓶の底に四分の一ぐらい残っていたオリの多い部分を酒粕代わりに入れてみることにしました。
それを昆布でとった出汁に加え、味噌を入れて、醤油で味を整えます。
良い味加減ですね、にごり酒を入れたお陰でほんのり上品な甘さが加わりました。
出汁がカキ臭くならないよう、カキは小鍋にこの出汁を張って別に軽く煮ます。
22.12.8totigisake14.jpg
さて、合わせる日本酒は、Sake芯酒の会でカキのソテーに合わせた仙禽純米吟醸とちぎ酒14です。
このお酒、酒の会「仏蘭西料理に日本酒を合わせる、Sake芯酒の会」http://sake-sin.blog.so-net.ne.jp/2010-11-12の時はカキの臭みを消して最初は合っていたのですが、戻り香にカキの臭さが戻ってきてしまい今一つの相性かなと思いました。

そこでカキにリベンジです。
飲んでみるとカキの臭みはまったく感じません。カキの味を切り過ぎることもなく、
品の良い含みで最後まで流れていきます。
良いですね。今日は味噌ベースの出汁ににごり酒を少し加えている調理法なので日本酒にはぴったりと合いました。

酒の会の時は、白ワイン風味のエシャロットソースを使用した調理法でしたので、この辺りが仙禽と相性が今一つの要因であったと思います。
料理とお酒との相性って調理法一つで変わってくるんですね、微妙なものです。

例えば、酒の会の時にチキンレバーのテリーヌに豊賀特別純米を合わせたのですが、
チキンレバーを食べて豊賀を飲むと今一つの相性でしたが、甘いパンにレバーのテリーヌを載せて食べ豊賀を飲むと、とても良く合いました。
料理に合う合わないの違いは本当に微妙なものがあります。
微細な味の足し算引き算が左右するようです。

日本酒は比較的どんな料理とも相性は良いのですが、料理とベストの相性の日本酒を選ぶとなると本当に難しいです。

また料理が変われば日本酒の味も変わります。Aの料理に感じた酸味がBの料理では感じない、といったことも経験しています。これは「野菜の冷たいポタージュ~料理により味が変わる?」http://sake-sin.blog.so-net.ne.jp/2010-08-04-1を参照ください。

料理と日本酒の相性を探し出すのは大変な作業です。
いつか、
乾杯や前菜にはこの日本酒を
魚料理にはこの日本酒を
メインの肉料理にはこの日本酒を
と会席のコース料理に合わせて日本酒を提案できるようになりたいと思っています。

日本酒専門店 Sake芯 http://www.sake-sin.com/

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