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登水 美山錦 純米吟醸 上質な大人の雰囲気 [和田龍登水]

このお酒は当店の冷凍庫(-5度)で熟成させたものです。
春は、熟した果実感と、キューンとしたミネラル感のある酸味とのコントラストがとても斬新な味わいのお酒でした。
この時点でも美味しかったのですが、
時を経て秋になり、味わいがまとまりを見せ、酸味のキツさもとれて充実した旨味が出てきました。
登水 美山錦 純米吟醸酒質チェックのため開栓し飲んでみました。
淡いフルーツ感と緻密で艶のある質感、甘味も酸味も程良いボリュームでバランスがとても良いです。
温度が上がると果実感のある旨味と適度な酸味がもたらすのは上質な大人の雰囲気。
艶のある旨味や上質な大人の雰囲気は氷温で熟成した効果でしょう。
素晴らしい味わいです。
今飲み頃になっています!

生酒は普通3度~5度の冷蔵庫で保管すると酵素が働き甘味が増して味がダレてきます。
-5度の氷温で保管すると、酵素の働きが抑えられ、味がダレることはありません。
氷温では、熟成はゆっくり進みますがその分秋になると美味しくなります。
火入酒でも氷温で保管すると美味しいです。

当店では火入酒も含め全てのお酒が-5度の氷温で保管管理しています。
ですから全てのお酒は氷温熟成生酒になります。
当店の氷温熟成生酒一度お試しください。


日本酒専門店 Sake芯 http://www.sake-sin.com/
Sake芯 ショッピングサイト http://shop.sake-sin.com/

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和田龍酒造の和田社長が来店くださいました [和田龍登水]

開口一番「長野の酒メッセin東京では、本当にたくさんの方にブースに来ていただき有難かったです。一般の方ももちろんのこと、居酒屋さんが休みを取って来ていただき、関心を持って登水を飲んでいただいて感謝しているんです。」
今回の上京もお世話になった方々に会ってお礼を述べるのが目的だそうで、いつお会いしても誠実な和田社長です。
和田龍酒造和田社長
今年の酒メッセでは昨年の倍のお酒を用意したそうで、着実にファンは増えているようです。

話は仕込みへ、「今年は麹歩合を多くしたのが良かったと思っています。山田錦は仕込みで苦労したが、美山錦は割と一般的な経過をたどり山田錦ほど苦労はしませんでした。」
やはり山田錦は米の出来が悪かったのですね。

来期の造りはこれから検討したいとのことでしたが、22BYのラインナップと造りを踏襲していくようです。
来期はまた新しい体制で臨みたいと話されていました。

当店のお酒を幾つか試飲していただきました。
まずはご希望で仙禽を飲んでいただきました。最初に仙禽雄町55を飲んでいただいたのですが、数値上の酸度ほど酸っぱさを感じないし、キレイな酸味を甘味でバランスを取っているのですねと感想を頂きました。
風の森はいろいろ飲んでいただいた中で、このくらいコクのあるお酒が好きなんですと雄町を気に入られたご様子。
和田さん「7号酵母でもこんなに品の良い香りが出るんですね、なにが違うんですかね?」
私「他の蔵と違うところと云えば油長酒造さんでは麹を虎破精(とらはぜ)にするのです。虎破精が良い香りが出る原因でしょうか?」

和田さんが帰られた夜、試飲用の登水美山錦純米吟醸(ビンの底に残ったもの)を飲んでみた。いやー旨いですね。柔らかくて果実味のある甘酸っぱさが広がり、終盤にほのかな辛味がゆっくり出てきてフィニッシュを迎えます。旨いです!試飲用に供して2カ月ほど経ったお酒ですが、酒質のへたりはまったく無い、瓶の底でこの旨さは驚異的、凄いパワーを持ったお酒です。
和田さんが居る時にこの感想を話してあげたかったですね。


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和田龍酒造さんへ行ってきました [和田龍登水]

uedajyou.jpg


和田龍酒造さんは長野県上田市にあり、今上田は春満開、桜祭りがおこなわれている上田城へ向かいました。
櫓門はかなりの人で賑わっていましたが、それでも人出は例年の数分の一だそうです。
霞む桜越しに見る上田城絵になりますね。








yanagityou.jpg
この後、和田社長に旧北国街道沿いに古い屋並みが残る柳町へ案内していただきました。
柳町界隈は味噌屋や造り酒屋などが軒を並べる静かな通りです。
またこのあたりは年中映画のロケが行われていて、犬神家の一族もこの柳町でロケを行ったそうです。金田一耕助が町角からひょっこり顔を出しそうな昼下がりの柳町を後に蔵へ向かいました。




syatyou.jpg
和田龍酒造さんはこの北国街道沿いにある明治20年創業の酒蔵です。
入口を前に和田社長をパチリ。


早速中を案内していただきました。
こちらでは、瓶詰めや瓶燗による火入や貯蔵をおこなっているそうで、造りは違う場所で行っています。


客間に通していただき利き酒をしました。
siin.jpg
和田龍純米しぼりたて生原酒、和田龍純米熟成酒そして登水の昨年度の純米生酒を1年間零度で貯蔵していたお酒です。
中でも登水の1年物は美味しいです。五味のバランスがピタッと合って、
酒質のへたりはまったく無く、
もちろん熟成香や老香も無い、
良い酒ですね、美味しいです。

このあと千曲市にある造りの現場へ向かいました。


一通り中を案内して頂いた後で話を伺いました。
tank.jpg
和田さんは「今期の登水の設計にあたり、食中酒として飲み飽きない酒質にするために酸を少し出すことにしました」と話されました。
酸を出そうと思われたのは、昨年当店へ来られた時にキレイな酸の出ているお酒を幾つか試飲していただき、その時「キレイな酸なら出しても良いのでは」と思ったのがきっかけになったそうです。

今期の米は昨夏の高温障害により、非常に出来が悪く、
硬かったり割れてしまったり、同じような処理をしてもまったく違う状態になったりと、
予想外の事態が続き大変な苦労をされ眠れない夜も度々あったそうです。
そんな状態の中、良い酒を造りたいという強い意志でスタッフ全員一丸となっての酒造りに励まれたと聞きました。
帰り際「今期の仕込みはかつてない意識の高まりをスタッフに感じました」と洩らしていました。

苦労されて造られた登水良いお酒に仕上がりました。
日本酒は、米の出来や気候条件による微生物の働きが影響し、それを制御するのが技術なのですが、
人の気持ちや人の和が強くお酒の中に入ってくるのだなと思いました。
造り手の心が反映する酒が日本酒なんですね。

obasuteeki.jpg上田へ戻る途中JR篠ノ井線姨捨駅に寄りました。
この駅、眺めが素晴らしいんです。
プラットホームから眼下に長野の市街を見下ろす大パノラマ、
こんなに素晴らしいロケーションの駅はめったにないですね。
しかもここは駅のところでスイッチバックになっているのです。
この辺りは日本三大車窓の1つだそうです。
姥捨駅を後に上田へ向かいました。

和田さんやスタッフの方々がどんな思いで登水を造られたか
それを確かめられた、良い旅でした。

日本酒って素晴らしいですね、
人間の魂が宿る酒、それが日本酒です。
登水応援よろしくお願いします。

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「登水」デビュー [和田龍登水]

長野県上田市にある和田龍酒造さんの「登水(とすい) 純米吟醸 美山錦」が当店に新しく入荷してまいりました。当店7番目の新規取り扱蔵元さんのお酒です。
登水 美山錦 純米吟醸
昨年の「長野酒メッセ」で、会場を一回りした中で、気になって仕方が無く3回もブースに行って試飲し、お話もさせていただき、大きな可能性を感じたのが「登水」です。
和田龍酒造社長さんのブログ「ほろ酔い社長の雑記帳」に昨年の「長野酒メッセ」の様子が書かれているのでご覧ください。
http://www.wadaryu.com/blog/archives/169.html

登水純米に可能性を感じた私は、「長野酒メッセ」の後激励のメールを差し上げてから親交が始まり、その後、幾たびかメールでやり取りさせていただきました。

また、昨夏の猛暑の中を当店にご来店頂きました。
その時の様子は当店ブログをご覧ください。
http://sake-sin.blog.so-net.ne.jp/2010-07-28
とにかく社長さん真摯なお人柄で、私のような極小な酒屋の声にも聞く耳を立て、ひた向きに吸収しようとする姿勢に、私はすごく惹かれるものを感じました。
ヒデミュージアム跡地にご案内した後、駅までお送りし、
後ろ姿を目で追いながら、この方だったらきっと良い酒を造ってくれるとの思いがつのりました。

今期は昨夏の高温障害の影響で米の出来が悪く、たいそう苦労されて造られ、眠れない夜が度々あったと聞きました。
しかし、その苦労も見事に花開き、醸し出された酒は堂々たる風格と現代的味わいを宿した素晴らしい日本酒になりました。
登水 美山錦 純米吟醸 ラベル
上立ち香を嗅いでみますと、果物のような香りが立ってきます。
一口目は辛味や苦味に熟した果物のような旨味が広がり、辛味や苦味は二口目三口目と次第に減ってきて、温度が上がってくると分厚く甘酸っぱいブドウやプルーンのような果実感のある旨味がおおきくふくらみ、苦味や辛味は隅っこの方に押しやられます。
辛口だけど果実感のある旨味良いですね。

翌日、最初の一口は酸味を強く感じますが、温まってくると果実のような旨味がふくらんできて、最後に甘味がフッと現れて終わります。
もっと温まると旨味は柔らかさを増し、深く熟した果実感と、キューンとしたミネラル感のある酸味とのコントラストがとても斬新な味わいに感じます。
また、ドライフルーツのような甘酸っぱさやミネラル感のある酸味や辛味などの味がギッシリ詰まったボディから醸し出される日本酒離れした味わいはミディアムボディの赤ワインのようです。
この味の取り合わせ今までになく個性的で現代的な日本酒です。


X-japanのヒデの大ファンである社長さんの
真摯で誠実な人柄の中に秘める熱いロック魂から生まれた酒「登水」
静かにそして熱く訴えかけます。

「登水」は今、龍のごとく天空を目指して駈けあがろうとしています。

皆さんぜひ応援よろしくお願いいたします。


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嬉しい訪問者~和田龍酒造の和田専務さんが来店されました [和田龍登水]

電話が鳴り出たところ、思いもかけず和田龍酒造の和田専務さんでした。
これから当店に伺いたいとのことで、こんな小さな酒販店に来ていただけるなんて本当に嬉しいですね。
東京での用事を済ませ、わざわざ横須賀まで足を運んでいただき、大変恐縮です。

「酒販ニュース」に当店の記事が掲載されたのを読んでいただいており、
「私も、日本酒は究極の対話商品だと思っています。」とおっしゃって頂きました。

和田さんは、5月の「長野の酒メッセin東京」への出展は初めてで、もしお客さんが来なかったらどうしようと、前の晩は眠れなかったそうです。
ところが、ふたを開けたら、たくさんの方がブースに来ていただき、
それだけでなく、「励ましの言葉やアドバイスを、Sake芯さんをはじめ多くの方にいただいいたり、中には蔵を訪ねてくださったりと、本当に励みになり、たくさんの出会いと感動をいただきました。」
この真摯なお人柄が専務さんの魅力です。このお人柄があってかの酒「登水」が生れるのですね。

57場もの参加蔵元のある中で、光るものを感じるのは、良い個性が「登水」に備わっているから惹かれるのだと思います。

来季の「登水」の造りの話を伺いました。
長野酒メッセで掴んだ手ごたえや励ましが財産となり、専務さんの意欲に満ちたお話から、来季の「登水」への期待が膨らみました。
和田専務.jpg
4種類ほど、当店で取り扱っているお酒を利いていただきました。

的確な表現は、さすがプロの利き酒だと感じ入りました。
利き酒の能力の高さは、醸造試験場での利き酒能力訓練の賜物だそうです。

一番気に入られたのは、若駒の純米無加圧採りです。艶のある滑らかな舌触りで柔らかいふくらみとキレイな酸が良く、こういう酒を造りたいと、話されていました。
分かります。「登水 純米」のアフターまで続くキレイな酸は相通じるところがありますね。

最後に、こういう酒屋があると話して聞かせたいので、写真を撮らせてほしいと所望され、お酒を注いでいるポーズで撮って頂きました。

専務さんはX-japanのヒデの大ファン。駅までお送りする途中、ヒデミュージアム跡地へご案内しました。
ミュージアムが建っていた時に一度来られていて、昨年春にはヒデのお墓参りに横須賀まで来られたそうです。
跡地は今では土が盛られていて往時の姿は残っていませんが、感慨深げのご様子でした。

駅までお送りし、お別れしました。
専務さんのお人柄に惹かれるものを感じ、
この方なら確かなお酒を造ってくれると思いました。
専務さんのブログ~ほろ酔い専務の雑記帳~ご覧ください。 http://www.wadaryu.com/blog/index.html

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タグ:和田龍 登水

嬉しい電話をいただきました [和田龍登水]

昨日の朝、和田龍酒造の和田専務さんから電話をいただきました。
その前夜、私が激励のメールを送ったので、そのお礼の電話でした。
専務さん「メールを打ちかけたのですが、実際にお声を聞きたくて電話してしまいました」
と興奮気味に話されていました。
私の拙い内容のメール文にも関わらず、大変感激してくださいまして恐縮です。
専務さんのこの気持ちに、私もパワーをいただいたような気がし、酒屋をやってよかったなと思いました。
私の拙いメールにより、感激していただき、酒造りに邁進していただける。
そのことにより私もパワーをいただき、活かされる、これが芯の(真の)仕事冥利なのだと思いました。
サラリーマン時代には、仕事でこのようなことは無かったので、このような電話をいただいて本当に私も感激ですし、勇気が湧いてきます。
酒販店を始めた私の選択に間違いは無かった、お酒の売り上げはいまひとつだけど、当店の存在意義はあったと思います。
専務さんの純粋な気持ちに私も活かされ感謝です。
tosui_jyunmai-l.jpg


和田龍酒造さんのホームぺージ http://www.wadaryu.com/


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