和田龍酒造さんへ行ってきました [和田龍登水]

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和田龍酒造さんは長野県上田市にあり、今上田は春満開、桜祭りがおこなわれている上田城へ向かいました。
櫓門はかなりの人で賑わっていましたが、それでも人出は例年の数分の一だそうです。
霞む桜越しに見る上田城絵になりますね。








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この後、和田社長に旧北国街道沿いに古い屋並みが残る柳町へ案内していただきました。
柳町界隈は味噌屋や造り酒屋などが軒を並べる静かな通りです。
またこのあたりは年中映画のロケが行われていて、犬神家の一族もこの柳町でロケを行ったそうです。金田一耕助が町角からひょっこり顔を出しそうな昼下がりの柳町を後に蔵へ向かいました。




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和田龍酒造さんはこの北国街道沿いにある明治20年創業の酒蔵です。
入口を前に和田社長をパチリ。


早速中を案内していただきました。
こちらでは、瓶詰めや瓶燗による火入や貯蔵をおこなっているそうで、造りは違う場所で行っています。


客間に通していただき利き酒をしました。
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和田龍純米しぼりたて生原酒、和田龍純米熟成酒そして登水の昨年度の純米生酒を1年間零度で貯蔵していたお酒です。
中でも登水の1年物は美味しいです。五味のバランスがピタッと合って、
酒質のへたりはまったく無く、
もちろん熟成香や老香も無い、
良い酒ですね、美味しいです。

このあと千曲市にある造りの現場へ向かいました。


一通り中を案内して頂いた後で話を伺いました。
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和田さんは「今期の登水の設計にあたり、食中酒として飲み飽きない酒質にするために酸を少し出すことにしました」と話されました。
酸を出そうと思われたのは、昨年当店へ来られた時にキレイな酸の出ているお酒を幾つか試飲していただき、その時「キレイな酸なら出しても良いのでは」と思ったのがきっかけになったそうです。

今期の米は昨夏の高温障害により、非常に出来が悪く、
硬かったり割れてしまったり、同じような処理をしてもまったく違う状態になったりと、
予想外の事態が続き大変な苦労をされ眠れない夜も度々あったそうです。
そんな状態の中、良い酒を造りたいという強い意志でスタッフ全員一丸となっての酒造りに励まれたと聞きました。
帰り際「今期の仕込みはかつてない意識の高まりをスタッフに感じました」と洩らしていました。

苦労されて造られた登水良いお酒に仕上がりました。
日本酒は、米の出来や気候条件による微生物の働きが影響し、それを制御するのが技術なのですが、
人の気持ちや人の和が強くお酒の中に入ってくるのだなと思いました。
造り手の心が反映する酒が日本酒なんですね。

obasuteeki.jpg上田へ戻る途中JR篠ノ井線姨捨駅に寄りました。
この駅、眺めが素晴らしいんです。
プラットホームから眼下に長野の市街を見下ろす大パノラマ、
こんなに素晴らしいロケーションの駅はめったにないですね。
しかもここは駅のところでスイッチバックになっているのです。
この辺りは日本三大車窓の1つだそうです。
姥捨駅を後に上田へ向かいました。

和田さんやスタッフの方々がどんな思いで登水を造られたか
それを確かめられた、良い旅でした。

日本酒って素晴らしいですね、
人間の魂が宿る酒、それが日本酒です。
登水応援よろしくお願いします。

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