仙禽雄町55にカツオのたたきパルミジャーノチーズ乗せ [料理と日本酒の相性]

今日はカツオが安かったので買ってきて、
我が家のこの時期の定番料理「カツオのたたきパルミジャーノチーズ乗せ」を作りました。
カツオを金串に刺してガスで炙って切ったら
玉ねぎのスライス、シソの葉、パルミジャーノチーズ、レモン、岩塩を用意します。
カツオにレモンをしぼり、岩塩を振りかけて
玉ねぎ、シソの葉、パルミジャーノチーズを乗せて食べるのです。
これが旨いのですよ。カツオの臭みはチーズが完全に消してくれます。
こぐれひでこさん発案の料理ですが、岩塩をプラスしたのは我が家の発案、
でも岩塩が無ければこの料理は完成しない程、岩塩は名バイプレイヤーなのです。
仙禽雄町55とカツオのたたき
玉ねぎのスライス、パルミジャーノチーズ、レモンとくれば何処となく地中海を連想させる食材、そこで仙禽雄町55を合わせてみました。
白ワインのような酸味のこのお酒ならこれらの食材に合うのではないかと思ったのです。

雄町55の酸っぱいと感じる酸味もこの料理に合わせると、不思議と酸味は程良く爽やかに感じ、柔らかい甘味が支えて、素晴らしいマリアージュです。
結構酸味の強いこのお酒がこんなにカツオとよく合うとは、
料理と日本酒の相性って、料理の個性と日本酒の個性のぶつかり合いから生まれてくるものなんです。
料理か日本酒のどちらかが一歩引いてしまっては良いマリアージュは生まれない。
料理に負けない良い個性を持った日本酒だから良い相性が生れるのです。

でもう一品、そら豆をいただいたので、そら豆の冷製ポタージュを作ったのです。
さて雄町55はどうでしょう、うーん酸っぱく感じてしまい合わないのですね。
ならば同じ仙禽の山廃亀の尾80を合わせてみましょう。

その前にカツオで合わせたのですが、カツオと亀の尾は合わないですね。
亀の尾が魚より肉の方が合うぞとオーラを発しているのです。
この料理は白ワインのような酸味を持った雄町55の方が相性が良いです。

そして、そら豆の冷製ポタージュと亀の尾を合わせたのですが、これは素晴らしく良く合います。カツオの時には感じなかった、果実のような品の良い香りが出てきて、そら豆のエグミを消してくれるのです。

カツオの時には感じなかった香りが、料理が変わると感じるようになる?
これって前にもあったんですよ、料理によって日本酒の味が変わることが。

野菜の冷たいポタージュの時です。http://sake-sin.blog.so-net.ne.jp/2010-08-04-1
この時も「カツオのたたきパルミジャーノチーズ乗せ」と「野菜の冷たいポタージュ」で
川中島幻舞特別純米がカツオの時には感じなかったライムのような酸味がポタージュの時には感じたのです。
キーはポタージュです。カツオの時には感じなかった香りや酸味が出ています。
ポタージュに入れた生クリームなどの乳製品が日本酒の味を引き出したのでしょうか?

料理と日本酒の相性のベストマッチングを探し出すのは、大変な作業ですけど
新しい発見もあり楽しいですね。
一つ言えるのは、相性を日本酒の種類でパターン化できる程単純な世界ではないということです。色々な組み合わせで確かめる作業を積み重ねていくことしかないのです。

仙禽 雄町55という日本酒はスペックを見れば日本酒度-7~-10、酸度3~4とアバンギャルドな酒と思えるのですが、いざ飲んでみるとそんなに甘くはなく、ほのかな甘味に爽やかな酸味がバランスした白ワインのような都会派の日本酒に仕上がっています。
スペックから想像するに恐ろしく甘くて酸っぱいのだろうと思うのですが、そうではないのです。
これが仙禽マジックなんです。

料理を選ぶけど、選んでやれば素晴らしいマリアージュを見せる日本酒 仙禽 雄町55
ぜひお試しください。


日本酒専門店 Sake芯 http://www.sake-sin.com/
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