「ワインは日本料理に合うのか」というテーマの日本酒の会へ行って来ました [日本酒の会]

Tさんが会長を務める日本酒の会の今回のテーマは「ワインは日本料理に合うのか」です。

最近、どんな料理にもワインを合わせようと、日本料理から中華までちょっと洒落たレストランには決まってワインが用意してあります。はたしてワインは日本料理に合うのでしょうか。というのが今回のテーマだそうです。

 面白いテーマです。
 
今回用意された日本酒は
姿 純米吟醸 Black Impact
ソガ ペールエフィス J1 純米吟醸
村祐 特別純米 
仙禽 純米吟醸 とちぎ酒14

そしてワインは
白 シャブリ 2008 ウィリアム・フェーヴル
赤 ムーラン・ナ・ヴァン シャトー・デ・ジャック2007 ルイ・ジャド

まずは日本酒で乾杯。
ryouri.jpg
乾杯は「姿 Black Impact」
程よい香りと甘味で、柔らかい含み。爽やかな味わい切れも良いし良いですね。
料理との相性も良いです。

次に出てきた日本酒はソガです。
酸味豊かで、苦味と渋味を感じる。冷えているとキリッとして堅い感じだが、温まると酸味に柔らかさが出てきて旨くなる。柔らかいけどピンと立った酸が良いです。

そして、お造りが出てきたところでシャブリ。
シャブリ自体はフルーティーで力強さもある良いワインです。美味しいですね。
ところが刺身と合わせると生臭さが消せないし、鮭などは生臭さを増幅してしまう。
まったく魚介類には合わないですね。
日本酒は問題なく良く合います。
シャブリは魚介類に合うと言われていますが、もしかしたら、欧米でいうところの魚介類料理とはバターやオリーブオイルで処理した料理を指すのでしょうか。
魚介類の生は想定していないのかもしれませんね。
dobinmusi.jpg
次に出てきた日本酒は村祐です。
柔らかい甘酸っぱさが良いです。料理にも良く合います。

そしていよいよ本日のメインである、赤ワインと日本酒です。
肉料理は和牛ロースの朴葉焼
赤ワイン、ムーラン・ナ・ヴァンは肉に合わなくはないけど、タンニンが効いて強引なところがあるな。
ワイン単独で飲むと、軽やかで、柔らかくて、タンニンもそれほど強くないし、良い赤ワインです。
朴葉焼の味噌ベースの味に赤ワインが今一つ合わないね。
朴葉焼という調理方法ゆえやはり日本酒は肉にぴたりと寄り添います。
仙禽はワインのような酸味が肉に合っているし、村祐も甘酸っぱさが肉に良く合っています。

ワインは料理を強引にワインの世界に引きずり込むところがあるように思うのです。
その点、日本酒は料理にしっくり寄り添うところが、比較的オールマイティにどの料理とも合う性格のお酒だと思います。

生魚や魚卵、焼き魚、朴葉焼など純然たる日本料理にはワインはちょっと厳しいですね
ただ、魚にしても肉にしても調理方法やソースを、欧風にアレンジして、バターやオリーブオイルを使ったりすると、少しは合うのかも知れないですね。
osake.jpg
いずれにしろ、日本酒が日本料理に合うことは明白なところで、ワインが日本料理に対してどこまで健闘するかが今回のテーマの主旨ですが、やはりワインは日本料理には合わないということが再確認できたことが、今回のテーマの最大の収穫でした。

そして、ワインと比較することにより、日本酒というお酒がどのような性格のお酒なのかが良く分かります。そういう意味でもこのテーマは良い企画だと思いました。

今回の「ワインは日本料理に合うのか」というテーマは非常に面白かったですね。
日本酒ばかり飲んでないで、たまには他のお酒と比較することも大事ですね。

日本酒専門店 Sake芯 http://www.sake-sin.com/


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