クラシック仙禽 愛山 入荷しました。クラシックシリーズ最後の愛山はラストを飾るにふさわしい不朽の名作 [仙禽]

ドメーヌ化を推進している仙禽さんではドメーヌ化について次のように考えています。
蔵の仕込水と同じ水脈である田圃で作付けした米なら蔵の仕込水と相性が良いはず、単に栃木県産ではなく同じ地下水脈の蔵に近いエリアの田圃に限定したお米を使用することがドメーヌ化であると。
このため来年度から県外の米の使用を控えるため、兵庫県産である愛山の使用はクラシックシリーズではこれが最後となります。

ある自然農法を行っている方に聞いた話では、玄米に含まれる水の質がとても重要で、もともとお米には15パーセント前後の水分が含まれているのですが、15%の水分の質がお酒の味に影響するのではないか、とのことでした。
仙禽さんが推進しているドメーヌ化は15%の水分にこだわった話なのです。

最後の愛山の全体に流れるトーンは品の良い果実味で構成され、ラストを飾るにふさわしい不朽の名作となりました。
クラシック仙禽 愛山

それではレビューといきます。
香りは柔らかなバニラアイス香と爽やかな酸の香りがします。
含むと、羽毛を触るような柔らかく軽やかな口当たりで、甘味はフルーツ感があり、アプリコットのような酸味とともに品良く広がり、異次元の味わいを醸し出していて素晴らしいです。
温度が上がってくると、和三盆のような柔らかくて深みのある甘味がたおやかにふくらむ感じが良いです。

二杯目になると、バニラアイス香が強まってくるため、バニラの香りやマスカットのニュアンスにオレンジの酸味が交互に広がり、爽やかでフルーツフルな味わいです。
温度が上がると、桃のようなフレーバーの中をバニラの香りが横切り、フィニッシュは酸の印象を残して終わります。美味しいですね。

やがて香り、酸味、甘味のバランスが整ってくると、柔らかなアプリコットフレーバーがご機嫌に広がります。

杯が進むと、ボリュームを増した甘味と果実味にクリアーな酸味とのコンビネーションが良くなり、温度が上がると柔らかく優しく体にフィットして、フィニッシュは酸で締めて終わります。

甘い香り、柔らかく深い甘味、繊細な酸と果実味が軽やかなハーモニーとなって品良く広がる味わいは素晴らしく、火入で低アルコールのクラシックシリーズの完成された姿と言えます。


25BY、酒米:兵庫県産特A地区愛山特等米100%、精米歩合:50%、酵母・日本酒度・酸度:非公開、アルコール:14~15度、中取り、無濾過原酒、瓶囲い瓶火入


日本酒専門店 Sake芯 http://www.sake-sin.com/
Sake芯 ショッピングサイト http://shop.sake-sin.com/


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