笑四季蔵元を囲んで「初夏の創作フランス料理と笑四季を楽しむ夕べ」は 新感覚日本酒笑四季とフランス料理の素晴らしいマリアージュに感動の一夜でした [日本酒の会]

笑四季酒造蔵元竹島様を迎えて、日本酒専門酒屋Sake芯と酒の会せんねん会の共催で行いました。
笑四季とフランス料理の相性はとても素晴らしく、今までで最高のマリアージュだったと思います。
参加いただいたお客様も笑四季とフランス料理のマリアージュに、ワインより合うと感嘆の声を上げていました。
サーロイン.JPG

笑四季酒造株式会社概要

蔵元.JPG
滋賀県甲賀市にある蔵は明治25年創業。旧東海道の宿場町であった水口宿に蔵はあります。「笑四季にしかできない個性ある日本酒を、現代の食や生活シーンに提案したい。」笑四季酒造のコンセプトです。
竹島氏が蔵へ来たときはわずか100石あまりの生産量で、どうせだったら面白いものを造ってやろうと生み出されたのが代表銘柄モンスーンなどのお酒です。
情熱的で妖艶で官能的な旨味にフルーツを思わせる香りをまとった個性溢れるモンスーンは貴醸酒のジャンルで今や日本一の生産石高を誇る日本酒へと成長しております。
 24BYから全量純米蔵となり、25BYからはほとんどのお酒を短期山廃で仕込むなど、常に一歩先を行く酒造りをおこなっています。

アミューズ ブーシュ.JPG

メニューとお酒


開宴までの間にお客様へお出しした振舞い酒
マスターピース 4号 生 

アミューズ ブーシュ 
  黒ラベル 別仕込 火入れ 
鮪のタルタルとアヴォカドのムース サラダ仕立て
  モンスーン 玉栄 貴醸酒生 
フォアグラのポワレ 茸のアラクレームミルフィーユ仕立トリュフソース
  モンスーン 山田錦 貴醸酒生 
冷製ポタージュ “ヴィシソワーズ” コンソメのジュレを浮かべて
  マスターピース 6号 生 
帆立貝柱のソテーと真鯛のポッシェ、軽いナージュソースとベアルネーズソース、ワカメとアリコブランのプチラグー添え
  アンタイド 緑ラベル 越神楽 生 
アントレーコートグリル(サーロイン) 濃厚な赤ワインのソース
  モンスーン 山田錦 特別品 京都酵母(6号) 
桃のコンポートとジュレ ミント風味のスープ仕立て
  マスターピース 3号 火入れ 

マグロのタルタル.JPG

お酒の選定


素晴らしいマリアージュを生むためには3つの要件が必要です。1番目は素晴らしい料理、2番目は良い個性を持った素晴らしい日本酒、3番目は料理とお酒を結びつける良い選択、この3つが揃わないとマリアージュは生まれません。
事前に候補のお酒を選ぶため蔵元さんから何本かサンプルを送っていただき、もらったメニューから料理の味を想像しながら候補のお酒を選びました。

乾杯の後のアミューズ ブーシュには爽やかな飲み口の黒ラベル別仕込火入れを選びました。

マグロのタルタルとアヴォカドのムース、サラダ仕立て、マグロは脂があるので甘口のお酒が合います。そこでモンスーン玉栄を選びました。玉栄は酸味があるのでバルサミコ酢などにも合うと考えました。

フォアグラのポワレはこれも濃厚な脂があるためやはり甘口で芳醇な味わいのモンスーン山田錦にしました。

冷製ポタージュ ヴィシソワーズには吟醸系の品の良いお酒が合うと考え、マスターピース 6号 生をもってきました。金沢酵母の品の良い香りが合うと思いました。

帆立貝柱のソテーと真鯛のポッシェには、バニラ系の香りとドライフルーツ系のフレーバーを感じ、9号系酵母のしっかりとしたボディのアンタイド 緑ラベル 越神楽 生が合うと考えました。

メイン料理のアントレーコート(サーロイン)グリル 濃厚な赤ワインのソースにはモンスーン山田錦 特別品 京都酵母を選びました。サーロインの脂と濃厚なソースに負けないボディのモンスーンと、清らかな京都酵母(6号)の酸が脂を切ってくれると考えました。

最後のデザート 桃のコンポートとジュレ ミント風味のスープ仕立てはサンプル酒を飲んだ瞬間ミント風味に合うと直感したマスターピース3号火入れにしました。

上記のような作業を行い料理に合わせるお酒を選んだのですが、直前にメニューが少し変更になりました。

フォアグラ.JPG

料理と笑四季の素晴らしいマリアージュ


振舞い酒はパイナップルフレーバーがご機嫌で切れも良くお客様にも大好評でした。

乾杯とアミューズブーシュ
合わせた黒ラベル別仕込は爽やかでほのかな甘味も良くトマトなどの料理に良く合っていました。

マグロのタルタル
バルサミコソースとマグロの脂がモンスーン玉栄の甘味に良く合っていましたし、玉栄により品が良くなります。

フォアグラのポワ
フォアグラの柔らかで優しい味わいにモンスーン山田錦の優しさがフィットして、最後は酸で切って素晴らしいマリアージュです。ワインより合うとの声も聞かれました。そう思います最高の相性です。ソースの芳しい香りにモンスーンのフルーツ香が合うんです。
同じモンスーンでも玉栄を合わせると、フォアグラの味を切りすぎてしまい今一つの相性です。モンスーン山田錦は絶妙の相性です。
ポタージュ.JPG

ポタージュ ヴィシソワーズ
マスターピース6号生の相性も絶品です。ヴィシソワーズの味にお酒のキメ細かい酸味が凄く良く合っています。

帆立貝柱のソテーと真鯛のポッシ
アンタイド緑ラベル越神楽生を合わせたのですが、鯛の味が強くなってしまい相性は今一つ、むしろマスターピース6号生の方が品良く合っていました。

アントレーコート(サーロイン)グリ
モンスーン山田錦特別品の爽やかな酸がサーロインの濃厚な脂を切り最後に味を引き締めていて良い相性です。お酒単体で飲むと甘さを感じるのですが、料理と合わせると甘さは感じず良い相性です。これも素晴らしいマリアージュです。

桃のコンポートとジュレ
桃とミント風味のソースに同系統のミンティなフレーバーを持つマスターピース3号火入れはピッタリの相性です。

参加者コメント


振舞い酒 マスターピース 4号 生
・とてもフルーティーで香り高いお酒。
・スッキリとした甘味と香りがとても良いです。
・果実酒のような舌触り、空気に少し触れていると、スッキリした味わいに変わる。
・ふくよかな甘みのある酒で、食前酒として良い。

今回は料理とお酒の相性を楽しむイベントでしたので、料理との相性を書いたコメントを集めました。

黒ラベル別仕込火入れ
・少し酸味が強いかなと、アミューズとともに飲むと良い感じです。
・辛いが料理には合っている。しかし後味がスッキリしない。
・酸味が心地良くて美味しいです。ちょっとデザート風なお料理に合うと思います。
・爽やかさ・ほのかな甘味が良い。アミューズの食材により甘味の合い方が違って感じる。トマトと良く合います。

モンスーン玉栄 貴醸酒生
・マグロのタルタルとバルサミコソースと良く合います。甘味の出方がマグロの脂と良く合う。口中で品良くしてくれます。フォアグラには味を切りすぎるため山田錦の方が合う。
・桃のような甘いフルーティーな味。ベタッとしてなくスッキリとしている。笑四季らしい個性的なお酒。
・良い香りですね、ドイツワインのようです。良いですね!温度が上がると甘ったるいです。
・甘味があって飲み易いです。幾らでも飲めてしまいそう。時間が経つと酸味が美味しく感じます。

モンスーン山田錦 貴醸酒生
・これは美味しい。甘さはあるが酸もしっかりあるのでフォアグラの濃厚さにも全然負けない。むしろ双方の良い点が引き出されている。濃厚な味の料理と合わせて良さが生きてくる。単体だと少し飽きるかも。
・スッキリした甘味、ほのかな苦味、とても洗練されたキレイな酒。フォアグラの濃厚な味にベストマッチ!
・玉栄より甘く感じるが、また甘いソースにも負けてなく、逆にソースの味に添っている。
・料理のコクのある味に負けない強さのある酒。
・フォアグラの柔らかで優しい味わいにお酒の優しさがフィットして、最後は酸で脂を切って素晴らしい相性!ソースの芳しい香りにお酒のフルーツ香がピッタリと合い素晴らしいマリアージュです!

マスターピース6号 生
・酸味とコクがある。ヴィシソワーズに合うお酒です。
・非常に軽く、ヴィシソワーズと合わせ飲むとOK。
・酸味がサッパリとしていて、こってりとしたお料理の後に飲むと美味しいです。
・笑四季さんの酒の中では比較的オーソドックス。ただしスッキリとした甘味はとても個人的には好きです。
・ヴィシソワーズの味とお酒のキメ細かい酸味が良く合っていて、絶妙のマリアージュです。

アンタイド緑ラベル 越神楽 生
・メロンの香りがする。味は酸が強めに感じるが強すぎないので魚介類との組み合わせも大丈夫。
・酸味と苦味のバランス良く、料理のソースと合う。
・全体的にギンギンに冷やして飲む酒。常温に近くなると酸味が消えて甘さの身の酒になる。変化の大きい酒。
・鯛の味を強く感じてしまう。むしろ前出のマスターピース6号生の方が合うと思った。

モンスーン山田錦 特別品 京都酵母
・しっかりとした味で肉料理にすごく合います。
・香りはほとんど無い。貴醸酒とのことだが、甘さはそれ程強くない。赤ワインソースとの組み合わせがとても良い。
・やや濃厚でずっしりした感じ。肉料理との相性は良好。
・酸の爽やかさがサーロインの濃厚な脂を切って良く合っています。赤ワインソースと肉から感じる濃厚な味を力強い酸が切り口中から重さを払拭してくれる。これも素晴らしいマリアージュです。お酒単体で飲むと甘味を感じるのですが、料理と合わせると甘さは感じず切れの良い味わいになる。

デザート.JPG

マスターピース3号 火入れ
・デザートとのマッチングがバッチリだった。
・この中ではドライな酒。笑四季さん独特の甘味は感じられない。桃のデザートと相性良い。
・香りがとても良くて最後にサッパリと飲めました。後味の酸味も心地良いです。
・甘いデザートに反応して味が大幅に変わる。
・桃の味とミント風味の味が、お酒のミンティなフレーバーにぴったりと合いとても素晴らしいマリアージュを感じます。

お酒.JPG
旧来の日本酒の味とは一線を画す笑四季ならではのフランス料理との相性の良さは、開催前に蔵元も和食より洋食の方が合うと話す通り、素晴らしい相性を発揮しました。
どれも素晴らしかったのですが、特にフォアグラに合わせたモンスーン山田錦、ヴィシソワーズに合わせたマスターピース6号生、サーロインのグリルに合わせたモンスーン山田錦特別品、桃のコンポートに合わせたマスターピース3号火入の4本は今までで最高のマリアージュではないかと思います。

最高の料理と最高の日本酒から生まれるマリアージュ、至福の一夜を堪能しました。


日本酒専門店 Sake芯 http://www.sake-sin.com/
Sake芯 ショッピングサイト http://shop.sake-sin.com/


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