豊賀 特別純米 直汲み 生原酒 仕込五号と仕込六号が入荷しました

豊賀　特別純米　直汲み　生原酒　仕込五号と仕込六号は、

どちらもお米はしらかば錦を使用した特別純米の直汲みタイプのお酒ですが、仕込み方が違うため性格の異なるお酒に仕上がっています。
同じ酒米でありながら仕込が違うだけで味の異なるお酒になるのを、消費者の方に分かり易く表示するため、高沢酒造さんにお願いして、仕込み番号を表記してもらいました。
丸数字が仕込み番号です。




豊賀　特別純米　直汲み　生原酒　仕込五号

この仕込五号は瓶の底にオリが溜まっています。

最初の一口、甘味酸味がグッとふくらんで、後半は微細な粒を放ちながら甘味が膨張しようとするのを抑えて引いていく様子が良いです。

二口三口飲み進むと香りが出てきます。純吟クラスの香りです。そして艶やかで滑らかな旨味が良いです。1口目のフレッシュさとは又違った高級感のある味わいです。

二杯目三杯目と飲み進むうちに香りが落ちてきますが、代わりに艶っぽい味わいが増して、豊賀本来の果実感のある旨味で満たされます。
そして次第に香りまで果実を思わせる香りに変わってきます。
豊賀らしい果実感あふれるお酒です。




豊賀　特別純米　直汲み　生原酒　仕込六号

オリの量は五号に比べると少なく極薄いオリです。
酵母由来の香りがほのかに立ちあがり、甘酸っぱくて軽快な味わいです。キメ細かい酸に支えられて甘味がフレッシュです。
二口目に、シルクのような優美で柔らかい味わいに甘味がキレイな対比を見せます。
二杯目になると、最初甘味がリードしていきますが、中程から爽やかで軽快な酸味に切り替わり後口が爽やかです。
飲み進むと、果実味のある甘酸っぱさが良いです。後半苦味が少し出てきますが、苦味が切れ良く感じさせます。
爽やかな酸味と甘味のバランスが良いお酒です。


仕込五号が艶っぽくて濃密な果実感を感じるお酒なら、
仕込六号は、爽やかな酸味で甘酸っぱい夏向きのお酒です。

ぜひ飲み比べてみてください。
仕込みの少しの違いが味に反映する、酒造りって実に繊細で微妙なものです。
日本酒って不思議ですね。
だから日本酒って面白いんです。


日本酒専門店　Ｓａｋｅ芯　http://www.sake-sin.com/
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