鶏のマーマレードソースの香味に似た日本酒仙禽が素晴らしいマリアージュ [料理と日本酒の相性]

昨日は、新聞に載っていた料理ブログ主宰のヤミ―さんの料理「しっとり塩鶏」を作ってみました。
鶏肉に塩をすり込み香辛料やローリエを入れて包み2時間以上寝かせてから、フライパンで焼きます。焼いたらふたをして1時間を置きます。
鶏を皿に盛りつけたらソースを作ります。
新聞ではワインとありますが日本酒で代用し、そこにマーマレードを入れて煮詰めます。
最後に醤油1滴とバターを入れます。
ソースを鶏にかけて出来上がり。

2011.3.6siodori.jpgマーマレードは義姉から頂いた無農薬の夏ミカンとハッサクで作った義姉お手製のマーマレードです。

さてマーマレードのソースに合う日本酒は?
そこでピンと来たのは、マーマレードと同じようなフレーバーを持ったお酒があるではないかと。
甘味と酸味と少しの苦味がグレープフルーツのような、仙禽の純米吟醸 とちぎ酒14 オリ絡み なら同じ柑橘系のフレーバーできっと合うと思ったのです。

マーマレードの甘酸っぱく苦味も含んだ爽やかな香味とバターの油脂分がうまくバランスしたソースが淡白な鶏に良く合い美味しいです。
そこで仙禽をグビリ・・・こっこれは素晴らしいじゃないですか!仙禽 純米吟醸 とちぎ酒14 22BY
同系統のフレーバーがマリアージュして良いハーモニー。
けっして鶏肉に負けない対等のボディを持ってしっかりと肉を支え、
フレーバーが調和しているからソースとお酒が一つのまとまりを見せています。

料理に日本酒を合わせるには、料理と似たフレーバーの日本酒を合わせることが、1つのポイントになると思います。
これってワインの世界では結構やっていることなんですが、
日本酒では、このようなことは出来なかったんです。
柑橘類のような味の日本酒なんて今までほとんど無かったですからね。

今までの日本酒造りは、酸を出さない酒が良い酒とされてきたのですが、
若手醸造家達が積極的に良い酸を出したお酒を造り始めて、
日本酒はさらに変わり始めています。
爽やかでキレイな良い酸を出すことにより、
より個性的で、洋風料理にもフィットする日本酒になります。

今までは料理の邪魔をしない食中酒を飲んでいれば無難だったのですが、
料理と合わせる日本酒のバリエーションが増えてくると、
料理と最高のマリアージュを見せる日本酒を選ぶには、料理に使用される食材や調理方法を熟知していることはもちろんですが、日本酒の味わい、香り、個性や熟成具合を熟知し、
しかも酒器の材質や形状により日本酒の味が変わるため酒器選びも重要で、
これらの複雑な要素を組み合わせて最高のサービスを提供できる日本酒ソムリエが必要な時代になっていると思います。

洋風の肉料理は、果物のソースを結構使いこれが良く肉に合うのですが、
例えば、鴨のオレンジソースとか、豚肉にパイナップルのソースを使用したりします。
このような料理に、オレンジの味がする仙禽の木桶仕込山廃純米亀の尾を合わせたり、
パイナップルの香味のある姿の純米吟醸山田錦などを合わせると面白いと思います。

新感覚の日本酒と料理の相性を考えるだけで楽しいですね。


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